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ジン　63年発売のベストセラー　東芝　ヤング7

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『ジン　63年発売のベストセラー　東芝　ヤング7』はセカイモンで13772から出品され、326の入札を集めて02月24日 20時 8分に、5525円で落札されました。即決価格は5525円でした。決済方法はに対応。大阪府からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

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63年、戦後の日本が大きく変わってゆく一つの大きな転機となった東京オリンピック(64年)の前年に￥5600という当時としては画期的な低価格(それでも当時の会社員の初任給の半分くらい)で売り出されました。当時としては極めて斬新なデザイン、高性能、更には持ち運びのできる小型である事で一躍ベストセラーとなって居ます。小生の乏しい知識でも東芝のベストセラーラジオといえば、このヤング7と69年頃に発売されたIC70位しか思い浮かびません。東芝が会社としてゴタゴタを起こし、粉飾決算や内紛で外資に買収されそうになったりしながら今でもラジオを細々と作り続けているのはある意味驚くべき事ですが、この2モデルの成功体験が今だに社内に残っているのかしらと思ってしまいます。トランジスタラジオといえば55年にソニーが出したST-55という6石モデル￥19800が日本で最初とされていますが、当時の価格は社会人初任給の2倍以上というレベルで然程売れなかった様です。しかし、その後日本製ラジオは小型高性能、且つ低価格を武器にして主に米国で爆発的に売れ、折しも下級音楽としてそれまで米国社会では日の目を見なかったロックンロールを若者が自室や野外でこっそり聴くという風潮にピッタリと当て嵌まります。トランジスタラジオの爆発的な普及がロックそのものの基礎を築く事に一役買った様です。当時米国では黒人の様に歌える白人をレコード会社が血眼になって探しており、そのお眼鏡に叶ったのが誰あらんエルビスプレスリー。黒人の様に腰を振ってお下品に歌いまくる彼の音楽が全米に広がるのに大いに貢献したのが日本のトランジスタラジオだったと言うのは最近になって小生が知った昭和史のトリビアです。話が大きく逸れました。63年発売となると既にこの個体は60年近い年齢で、最近のラジオだったらとっくにゴミ箱行きでしょうが、入手後に整備して何箇所かの接触を良くするだけでチャンと鳴り始め、AM、SW共に結構な音量と感度で鳴ってくれました。スピーカーは80x50mm位の楕円形でアルニコ磁気回路、出力は0.3Wですがこれも実用上は十分です。再生帯域は狭いのでしょうが、AMで深夜放送を聴くには何の痛痒も無いでしょう。オリジナルのアンテナも完品、ソフトケースも付いています。電池付き。タバコの焦げ跡が有るのは残念ですが、全体としては美品です。

カテゴリー:	家電・スマホ・カメラ>>>オーディオ機器>>>ラジオ
商品の状態:	傷や汚れあり
ブランド:	東芝
配送料の負担:	送料込み(出品者負担)
配送の方法:	佐川急便/日本郵便
発送元の地域:	千葉県
発送までの日数:	1~2日で発送